インバウンド向け動画制作

インバウンド動画制作におけるゴールは目的に応じて変わります。大きくは、①認知拡大、②理解促進、③比較検討の3つのステップによって動画の作り方も異なります。

目的別に制作のポイントをお伝えいたします。

認知拡大

認知を拡大させていく目的のインバウンド向け動画の場合、動画の制作のポイントは①開始5秒、②短尺、③飽きさせない工夫が重要になります。

①開始5秒
認知拡大を目的とした動画の場合、広告を併用して動画を配信するケースが多いです。そのためユーザーは離脱するかしないかを5秒で判断すると言われています。開始5秒でいかにユーザーを惹きつけるか。そのためには、開始のタイミングでは「動き」を見せることがポイントになることが多いです。トランジションを活用し、今後動画の展開を予想させるサマリを冒頭に持ってくることも有効です。

②短尺
離脱率を低減させるためにも認知を目的としたインバウンド動画制作では、短尺であることが望ましいと考えられます。配信するプラットフォームにもよりますが、YouTubeだと2分前後、Facebookだと1分から2分前後、Instagramであればリールで活用できる30秒程度が望ましいと言われています。短い時間のなかで伝えられることは限られますので、いかにユーザーの関心を引きつけ、サイトに誘引して接客をするかがポイントになります。

③飽きさせない工夫
ユーザーが飽きさせない工夫も大きなポイントになります。「面白い」「かっこいい」「美しい」と思わせるような手法、見せ方も認知拡大を目的としたインバウンド動画制作ではポイントになります。

例えば、POV(Point Of View)という一人称視点の活用、360度カメラの活用、トランジションの活用等が挙げられます。音楽の工夫も挙げられますが、注意点とするとYouTube以外は無音で視聴される確率が高いため、無音であっても成り立つ構成に仕立てていくことが重要です。

理解促進、比較検討

次に理解促進、比較検討に効果のあるインバウンド動画制作についてご紹介します。理解促進、比較検討の際に活用できる動画の種類はおおきく分けて2パターンあります。ひとつは、インフルエンサー動画、もうひとつはHow to系の動画になります。

①インフルエンサー動画
皆さんインフルエンサー動画と聞くと認知に効果的なのでは?と思う方も多いかと思います。ご認識の通り、インフルエンサー動画は認知拡大に効果的なのはもちろん、理解促進、比較検討にも効果的であると言えます。

皆さんもこんな経験はあるのではないでしょうか?新しくリリースされた電化製品をYouTubeで商品名を検索し、インフルエンサーのレビュー動画にたどり着いて、内容について確認、最終的に購入するしないを判断するといった行動を取った方も多いのではないかと思います。

このように、インフルエンサーの動画は認知から理解促進、さらには比較検討までユーザーの態度変容を起こさせる力を秘めています。なぜこのような現象が起きるかと言うと、インフルエンサーの動画は基本的には長尺(8分以上)で構成されいます。そのため、例えばインバウンド向けの旅行動画であれば、どこに行って、どんな体験がいくらでできて、どのようなアクセス手法を使って行くことができかといった具体的に体験が想起できる設計になっています。

インフルエンサーのファンの多さ、エンゲージメントも高ければ理解促進、比較検討だけでなく認知にもつながるため副次的な効果を見込むことができます。加えて、最近ではGoogleの検索窓ではなく、YouTubeの検索窓で検索するユーザーも増えてきているため、評価の高い動画をYouTube上に格納することで、検索から副次的に視聴再生数が増えていくストック型のコンテンツになっていきます。

このように一石二鳥どころではないメリットを兼ね備えているため、インバウンド動画制作において、インフルエンサーを活用していくことは非常に大きなメリットがあります。当社では在日外国人インフルエンサーをかかえており、インフルエンサー施策の実績も豊富にあります。お気軽にお問い合わせください。

②How to系の動画
理解促進、比較検討のインバウンド動画制作におけるHow to系の動画制作についてもポイントをご紹介します。How to系の動画については、具体的なイメージをユーザーに想起させることが重要です。

例えばアクセスの情報であれば、最寄り駅から、タイムラプスを使いながら、アイコンになる建物まで移動し、角を曲がると店舗にたどり着くことができるといったようなストーリーを見せるのも一つの手です。

農泊など、通常の宿泊と多少異なる準備が必要な場合は、ウェブサイトでどのような準備が必要なのかを伝えることも重要なポイントです。一つ一つのステップを解説しながら進行するスタイルで制作してみましょう。

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インバウンド集客に動画の相性がいい理由とメリット

インバウンド集客に動画との相性が良い理由、メリットについて以下、3点に分けて取りまとめましたのでご紹介いたします。

情報量が多くアクションにつながりやすい

1点目は、テキスト、写真の情報と比較すると動画の方が情報量が圧倒的に多い点です。前述したましたが、理解促進、比較検討を獲得するインバウンド動画としてインフルエンサーの動画を紹介しました。インフルエンサーの動画は10分尺で旅行であれば、訪問先にどんな手法でアクセスするか、どのような体験をいくらでできるのかまで詳細に紹介することが可能です。情報量が多く、詳細まで伝えることができるため、具体的な想起につながり来訪、購入の意思決定を促進する効果が見込めます。

一石二鳥三鳥で活用できる資産になる

2点目は、インバウンド動画制作は設計次第で一石二鳥にも三鳥にもなりえるものも制作することが可能な点になります。例えば、インバウンド向けのインフルエンサー動画を制作すると、影響力に応じて認知獲得はもちろんのこと、体験を事細かに配信することができるため理解促進、比較検討にも効果が見込めます。加えて、当社の場合、公開したURLを自社サイトに埋め込むことを許容しており、自社ウェブサイトに訪れたユーザーに対して、自社の商品、サービスの理解促進を促すことでご活用もいただけます。また、展示会等のオフラインイベントでもYouTubeに公開された動画をご活用いただくことも可能です。最後に、ユーザーにとって参考になる動画はYouTube上の検索でもヒットしやすいため公開後も検索から再生数が伸びやすい傾向にあります。

各SNSプラットフォームで動画が伸びやすい傾向

3点目は各SNSプラットフォームで動画がリーチを取りやすい傾向になっています。例えば、Instagramではユーザーの滞在時間を増やしていくために、動画コンテンツを優位表示させるロジックに変更しています。リールと呼ばれる短尺動画がメインストリームになってきており、YouTubeやTiktokに対抗しようとしています。Instagramに限らず他のプラットフォームでも動画を軸とした新しい機能を拡充してきており、今後も動画市場が伸びていくことは疑いのない事実でしょう。

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インバウンド動画制作の導入ポイント

最後にインバウンド動画制作の導入ポイントについて以下、3点にまとめて解説します。

動画の役割を決める

まず1つ目は繰り返しになりますが、動画の役割を決めることです。比較検討を進めていきたいのか、認知を取っていきたいのかによって制作する動画の尺、配信するプラットフォーム、クリエイティブの作り方は異なります。まず、相談する際には動画を作ることがゴールではなく、達成したい目標を整理して依頼するようにしましょう。

ユーザー目線、クリエイター視点で制作する

次に、作るクリエイティブはユーザー目線、クリエイター目線で制作することがポイントです。修正事項が入れば入るほどユーザー目線、クリエイター目線からは遠ざかっていくコンテンツとなってしまい成果を出すことが難しくなります。事前にきちんとオリエンテーションをして、目的、達成したいKPIを決めた後はクリエイターに一任しましょう。日本人の感覚、感性が入れば入るほど結果からは遠ざかっていくことを心に留めておきましょう。

プラットフォームごとのロジックを理解する

最後に、プラットフォームごとのロジックを理解しておきましょう。例えば、長尺の動画を撮影してInstagram、Facebookに公開してもモバイル端末でスキマ時間に見られることがほとんどなため、最後まで閲覧される可能性は少なくなります。長尺の動画はYouTubeに上げる等、各プラットフォームの特性を理解することが重要です。わからない場合は最適解を制作チームに聞いてみましょう。自社でも動画メディアを運営しており、各プラットフォームを正しく理解している会社を選ぶことを推奨します。

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動画制作の費用感

動画制作の費用感についてですが、ハッキリ申し上げますと費用感は会社によってピンキリです。安い会社であれば数万の費用から受ける企業もいらっしゃるかと思います。ただ、成果を出すにはロジックと再現性が必要になります。

当社の場合最低限の成果を出していくためにも、動画制作は50万円以上から、インフルエンサーの動画制作は100万円以上からの費用感でお受けしております。

成功できるロジック、実績の観点にて比較検討されることを推奨いたします。

動画制作の流れ

最後に動画制作の流れをご紹介いたします。動画制作の流れにおけるポイントは事前のオリエンテーションです。商品、サービス、地域の特徴を制作チームがキャッチアップすることがポイントです。伝えたいポイントを理解したうえで、制作企画、ディレクション、取材、編集、公開の流れで進行していきます。おおよそ、発注から取材まで2ヶ月程度、取材から初稿出しまで1ヶ月、修正と公開で2週間程度というスケジュールとなります。

Tokyo Creative(東京クリエイティブ)が選ばれる理由

最後に当社が選ばれる理由としては、前述したインバウンド動画制作のポイント3点(動画の役割ぎめ、ユーザー視点のクリエイティブが制作できること、プラットフォームの理解)を抑えていることにあります。年間150件以上のプロジェクトの実績に裏打ちされたご提案、ディレクション、納品、公開、PDCAから成果を出すまでお客様のサポートをいたします。